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転職、仕事、職場の悩み、お金の疑問に専門家が本音でアンサー!薬剤師のお悩みQ&A〜みんなの不安・不満を大調査〜転職、仕事、職場の悩み、お金の疑問に専門家が本音でアンサー!薬剤師のお悩みQ&A〜みんなの不安・不満を大調査〜

薬剤師の仕事、職場、暮らし、お金、心と体etc.あらゆる悩みに、専門家がアドバイス。「給料に不満」「仕事やってらんない」「将来薬剤師ってどうなるの?」そんな悩みをスッキリ解決!

給料が上がらず貯金が増えません…転職すべき?

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  • 調剤薬局勤務 薬剤師歴10年目 34歳

薬剤師のみなさん、冬のボーナスは貯金しましたか? 今回は、なかなか貯金が増えない「貯金」に関するお悩みです。調査によると、薬剤師さんの悩みは「給与の不満」が3位にランクインしています。
みんなが気になる薬剤師の貯蓄額について、ファイナンシャルプランナー・斉藤 勇さんが本音でアンサー!

◆薬剤師のみんなは給料に不満がいっぱい!
3位 給料に対する不満 28.6%
2位 休暇・勤務時間 30.9%
1位 職場の人間関係 33.9%

※「マイナビ薬剤師」調べ。「薬剤師700人アンケート」より「薬剤師を『辞めたい』『辛い』『転職したい』と思う理由の回答から抜粋。実査委託先:楽天インサイト(2018年10月)。

貯蓄現在高階級別世帯

スペシャリストの本音アンサー!

薬剤師の貯蓄額は高い?安い?平均から
考えてみましょう

INDEX
勤労者世帯の平均貯蓄額は1327万円より高い?低い?
実態は約7割が平均より下回っている
「普通預金」が442万円、「定期預金」が712万円
40代から貯蓄額は増加傾向

1327万円より高い?低い?

◆勤労者世帯の平均貯蓄額は1327万円、中央値で792万円

貯蓄残高(2人以上の世帯のうち勤労者世帯)

※勤労者世帯(2人以上世帯に限る)の平均貯蓄額。
2017年は1327万円、2016年は1299万円、2015年は1309万円、2014年は1290万円、2013年は1244万円。総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成29年(2017年)平均結果-(二人以上の世帯)」より5年分を抜粋し、「薬読」編集部で作成。

勤労者世帯の平均貯蓄額は1327万円

総務省が平成30年5月に公表した「家計調査報告 平成29年平均結果」によると、平成29年の世帯(2人以上世帯)あたりの平均貯蓄額は1812万円で、5年ぶりに減少しました。減少幅は0.4%で、金額にすると8万円の減少です。

勤労者世帯(2人以上世帯)に限定すると、平均貯蓄額は1327万円(グラフ参照)。前年に比べて2.2%、金額では28万円増加しています。
なお、貯蓄保有世帯の中央値は792万円(2017年)。中央値とは、貯蓄ゼロ世帯を除いて低いほうから順番に並べたときに、ちょうど中央に位置する世帯の貯蓄現在高を指します。

なお、貯蓄額の分布状況(下記グラフ)で見てみると、67.0%の世帯が平均を下回っています。100万円未満が10%、400万円未満までの合計は約25%となり、4世帯に1世帯が貯蓄額400万円未満となっています。

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◆実態は約7割が平均より下回っている

貯蓄現在高階級別世帯

※グラフ/貯蓄現在高階級別世帯分布-2017 年-(二人以上の世帯のうち勤労者世帯)より。総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成29年(2017年)平均結果-(二人以上の世帯)」より、一部合算し、薬読編集部で作成。貯蓄額の分布状況(割合)は67.0%の世帯が平均額の1812万円を下回る。「100万円未満」が10.0%、「100万円以上200万円未満」が5.3%、「200万円以上300万円未満」が5.2%、「300万円以上400万円未満」が5.3%。

「普通預金」442万円、「定期預金」712万円

世帯(2人以上世帯)あたりの貯蓄の種類を「家計調査報告 平成29年平均結果」から見ると、貯蓄額1812万円のうち、「通貨性預貯金(普通預金など)」が442万円(構成比24.4%)、「定期性預貯金(定期預金など)」が712万円(同39.3%)で、約6割預貯金などが占めていました。そのほかでは、「生命保険など」が377万円(同20.8%)、「有価証券(株式・投資信託・債券など)」が246万円(同13.6%)となっています。

40代から負債超過が解消され、貯蓄額も増加傾向に

引き続き、総務省の「家計調査報告 平成29年平均結果」から、世帯主(2人以上世帯)の年代別に貯蓄額と負債額の推移を見ていきましょう。

世帯主の年代別の貯蓄額は、「40歳未満」の世帯が602万円(前年比4.9%増)で最も少なく、「40代」で1074万円(同0.8%増)、「50代」で1699万円(同5.7%減)、「60代」で2382万円(同3.0%増)、「70歳以上」で2385万円(同2.5%減)と、年齢が上がるごとに増えています。

一方、世帯主の年代別の負債額は、「40歳未満」の世帯が1123万円(前年比2.3%増)で最も多く、「40代」で1055万円(同0.8%増)、「50代」で617万円(同4.4%増)、「60代」で205万円(同6.8%減)、「70歳以上」で121万円(同34.4%増)と、年齢が上がるごとに減っていました。

これらをもとに貯蓄額から負債額を差し引いた「純貯蓄額」を計算すると、「40歳未満」の世帯では貯蓄が負債を521万円下回り、負債超過の状態になっていました。しかし、「40代」以上になると貯蓄が負債を上回りはじめ、純貯蓄額は「40代」で19万円、「50代」で1082万円、「60代」で2177万円、「70歳以上」で2264万円と、年齢が上がるごとに増えていきました。

これは、負債が住宅ローンをはじめとした、「住宅・土地のための負債」が大きな比重を占めているためです。「住宅・土地のための負債」の推移を見ると、「40歳未満」では1057万円に達しているのに対し、「40代」で988万円、「50代」で540万円、「60代」で162万円、「70歳以上」で86万円と、年齢が上がることに大きく減少していきます。住宅ローンなどの返済が進むにつれ、世帯の貯蓄形成が進んでいる様子がわかります。

貯蓄を増やすには転職も選択肢

40歳未満を中心とした若い世帯は、住宅ローンなど住宅関連の負債が多く、貯蓄がなかなか増えない傾向にありました。しかし、40歳を超えるころから住宅ローンなどの返済が進み、貯蓄額も年齢とともに増えていきます。貯蓄を増やすためには、住宅ローンの返済負担が大きい30代や40代の頃に家計を上手にやりくりして、計画的に負債を返済していくことがポイントになりそうです。

「薬読」編集部より

みなさんの貯蓄額は平均と比べて高かった? 安かった?
薬剤師って、仕事がハードな割に給与もボーナスも上がりにくいし、貯蓄が思うように増えませんよね。そんな不満を感じているなら、今より年収がアップする求人があるか、キャリアアドバイザーに相談してみませんか?


斉藤 勇(さいとう いさむ)

ファイナンシャルプランナー/宅地建物取引士
オフィスISC代表。保険や貯蓄、住宅ローンなど、お金にまつわる疑問や悩みごとの相談に応じている。不動産取引では不動産投資を通じて得た豊富な取引経験をもとに、売り手と買い手、貸し手と借り手、それぞれの立場でアドバイスを実施。趣味はマリンスポーツ。モットーは「常に感謝の気持ちを忘れずに」。

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