聞きたい!薬局実務裏ワザ 聞きたい!薬局実務裏ワザ

第19回 中垣亜希子 先生

ちょっとした体調不良など、病気としての症状を起こす前の段階「未病」での手当てを可能にしてくれる中医学。今回は、薬膳薬局巣鴨店の中垣亜希子先生に中医学の考えを取り入れたセルフメディケーションの方法についてうかがいました。全6回シリーズです。

Q
体質によってかかりやすい風邪ごとに、患者さんが自宅で実践できる予防法はありますか? また、体力を回復させるための養生法についてもアドバイスできるようになりたいです。

身近な食材やお茶で、予防や回復のための手当てを!

 

普段の生活にも意外と手軽に取り入れられる“食養生”

 

中医学による食養生というと、昔ながらの“薬膳”を思い浮かべて「食材が高価そうだし、なかなか売っていないのでは」「毎日の生活に取り入れるのは難しそう」とあきらめていませんか。
ところが、それは誤解です。食養生は、スーパーマーケットなど身近なお店で手に入れることのできる飲食物で実行することができます。また、それぞれの体質に対して、体質改善できる漢方薬があります。食養生に日々の漢方薬をプラスできれば、相乗効果でさらに体質改善しやすくなります。

 

【青い風邪】 “風寒邪”が原因
香りの強い食べ物を積極的に! ホクホクした食材は補気作用あり!
しょうが、長ねぎ(白い部分)、にんにく、しそ、うど、香菜、わさび、にら、こしょう、唐辛子、シナモン、八角、らっきょう、玉ねぎ、エシャロット、平茸、よもぎ、えごま、ふき、金柑、黒糖、しそ茶+しょうが茶、黒糖+しょうが茶、などは体を温める作用があり、普段はもちろんですが、風邪をひいてから特に効果的です。
栗、なつめ、いも類(長芋、大和芋、自然薯などの山芋、じゃがいも、さつまいもなど)や、豆類、きのこ類などは、補気作用(気を補う作用)があり、日常からの体質改善に特に効果的です。

 
 

【赤い風邪】 “風熱邪”が原因
白い食べ物は潤いを補い、のどの粘膜を守ります!
菊花茶、ミントティー、ごぼう、桑の葉茶、緑茶、豆鼓などは、普段はもちろんですが、風邪をひいてから特に効果的です。
きゅうり、春菊、豆腐、豆乳、れんこん、白キクラゲ、ゆり根、梨、山芋、甜杏仁、クコの実、エリンギ、かぶ、オリーブ、かりん、松の実、蜂蜜などは、潤いを補う作用があり、日常的に摂っておくとのどの粘膜も潤います。

 
 

【黄色い風邪】 “風寒湿邪”が原因
胃腸の働きを高め、水分代謝を助ける食材をたくさん食べよう!
しそ、しょうが、にんにく、みょうが、いんげん、かぼちゃ、はとむぎ、玄米、鯛、鯉、すずき、小豆、黒豆、とうもろこし、かぼちゃの種、陳皮(ちんぴ:うんしゅうみかんの皮を乾燥させたもの)、栗、金柑、らっきょう、ふき、なつめ、紫蘇茶、陳皮茶、はと麦茶などは、胃腸の水分代謝を助け、余分な水分(痰湿)を排出するので、普段より意識して摂るとよいでしょう。
風邪をひいてからは、紫蘇、しょうが、にんにく、山椒の実、八角などを意識してお料理に取り入れます。黄色いカゼは、『風寒湿邪』が原因なので、冷えを悪化させる冷たい飲食・生野菜や、湿気を体にこもらせる脂っこいもの・生もの・味の濃いもの・甘みの強いものは避けましょう。

 
 

いかがですか? 季節によっては手に入りにくい食材もありますが、ほとんどの食材がいつでも手軽に手に入りそうですよね。
一から料理をするのは面倒だという患者さんでも、どれか一つ、あるいはいくつかの食材をピックアップして飲み物にしたり、普段の料理にトッピングすれば、体の養生に役立つ栄養を、気軽に毎日の生活に取り入れることができるのではないでしょうか。

 

患者さんの疾病予防と体全体の調子を整えることを大切にする中医学。
知識を少しずつ蓄積していき、その知識を服薬指導、あるいはOTC販売の際にプラスアルファしていくと、患者さんの健康維持、疾病予防に寄与できるようになります。
地域住民の医療に貢献するためのツールのひとつとして、西洋医学にプラスして中医学も学んでみませんか。

身近な食材やお茶で、予防や回復のための手当てを!

 

普段の生活にも意外と手軽に取り入れられる“食養生”

 

中医学による食養生というと、昔ながらの“薬膳”を思い浮かべて「食材が高価そうだし、なかなか売っていないのでは」「毎日の生活に取り入れるのは難しそう」とあきらめていませんか。
ところが、それは誤解です。食養生は、スーパーマーケットなど身近なお店で手に入れることのできる飲食物で実行することができます。また、それぞれの体質に対して、体質改善できる漢方薬があります。食養生に日々の漢方薬をプラスできれば、相乗効果でさらに体質改善しやすくなります。

 

【青い風邪】 “風寒邪”が原因
香りの強い食べ物を積極的に! ホクホクした食材は補気作用あり!
しょうが、長ねぎ(白い部分)、にんにく、しそ、うど、香菜、わさび、にら、こしょう、唐辛子、シナモン、八角、らっきょう、玉ねぎ、エシャロット、平茸、よもぎ、えごま、ふき、金柑、黒糖、しそ茶+しょうが茶、黒糖+しょうが茶、などは体を温める作用があり、普段はもちろんですが、風邪をひいてから特に効果的です。
栗、なつめ、いも類(長芋、大和芋、自然薯などの山芋、じゃがいも、さつまいもなど)や、豆類、きのこ類などは、補気作用(気を補う作用)があり、日常からの体質改善に特に効果的です。

 
 

【赤い風邪】 “風熱邪”が原因
白い食べ物は潤いを補い、のどの粘膜を守ります!
菊花茶、ミントティー、ごぼう、桑の葉茶、緑茶、豆鼓などは、普段はもちろんですが、風邪をひいてから特に効果的です。
きゅうり、春菊、豆腐、豆乳、れんこん、白キクラゲ、ゆり根、梨、山芋、甜杏仁、クコの実、エリンギ、かぶ、オリーブ、かりん、松の実、蜂蜜などは、潤いを補う作用があり、日常的に摂っておくとのどの粘膜も潤います。

 
 

【黄色い風邪】 “風寒湿邪”が原因
胃腸の働きを高め、水分代謝を助ける食材をたくさん食べよう!
しそ、しょうが、にんにく、みょうが、いんげん、かぼちゃ、はとむぎ、玄米、鯛、鯉、すずき、小豆、黒豆、とうもろこし、かぼちゃの種、陳皮(ちんぴ:うんしゅうみかんの皮を乾燥させたもの)、栗、金柑、らっきょう、ふき、なつめ、紫蘇茶、陳皮茶、はと麦茶などは、胃腸の水分代謝を助け、余分な水分(痰湿)を排出するので、普段より意識して摂るとよいでしょう。
風邪をひいてからは、紫蘇、しょうが、にんにく、山椒の実、八角などを意識してお料理に取り入れます。黄色いカゼは、『風寒湿邪』が原因なので、冷えを悪化させる冷たい飲食・生野菜や、湿気を体にこもらせる脂っこいもの・生もの・味の濃いもの・甘みの強いものは避けましょう。

 
 

いかがですか? 季節によっては手に入りにくい食材もありますが、ほとんどの食材がいつでも手軽に手に入りそうですよね。
一から料理をするのは面倒だという患者さんでも、どれか一つ、あるいはいくつかの食材をピックアップして飲み物にしたり、普段の料理にトッピングすれば、体の養生に役立つ栄養を、気軽に毎日の生活に取り入れることができるのではないでしょうか。

 

患者さんの疾病予防と体全体の調子を整えることを大切にする中医学。
知識を少しずつ蓄積していき、その知識を服薬指導、あるいはOTC販売の際にプラスアルファしていくと、患者さんの健康維持、疾病予防に寄与できるようになります。
地域住民の医療に貢献するためのツールのひとつとして、西洋医学にプラスして中医学も学んでみませんか。

中垣亜希子先生プロフィール
中垣亜希子先生プロフィール
すがも薬膳薬局勤務の国際中医師、薬膳料理研究家、薬剤師。
東京薬科大学薬学部卒業。長春中医薬大学、北京中医薬大学、イスクラ産業研修塾にて中医学を学ぶ。「顔をみて病気をチェックする本」(PHPビジュアル実用BOOKS 猪越恭也著)の薬膳を担当執筆。
すがも薬膳薬局: http://www.yakuzen-sugamo.com/

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