薬機法

17年度登録販売者試験、2万6606人が合格

薬+読 編集部からのコメント

2017年度の登録販売者試験結果が、47都道府県分出揃いました。
今年の総受験者数は6万1126人、総合格者数は2万6606人(3278人増)でした。
合格率が高かったのは北海道、宮城県、秋田県などで、60%以上。
最も合格率が低かったのは沖縄県で26%台でした。

開始10年目で20万人を突破

全国47都道府県で実施された2017年度の登録販売者試験結果が出揃った。各都道府県が公表した試験結果などをもとに本紙が集計したところ、今年度の総受験者数は6万1126人(対前年度比7757人増)で合格者は2万6606人(3278人増)となった。17年度試験の全体の合格率は43.5%で前年度から0.2ポイント減少した。これら17年度の試験結果を踏まえ、登録販売者試験合格者数の累計は22万6402人となり、08年度の試験開始から10年目で試験合格者総数が20万人を超えた格好となる(受験者数、合格者数はいずれも延べ人数)

本紙が集計

各都道府県別の合格率では、最も高かったのは北海道の62.4%、次いで宮城県の62.1%、秋田県の60.5%、山形県の58.0%、岩手県の57.4%の順だった。一方、合格率が最も低かったのは沖縄県の26.7%で、次いで山口県の27.1%、鳥取県の27.1%、岡山県の27.5%、佐賀県の29.7%、長野県の30.1%だった。

受験者数が最も多かったのは、東京都の4556人で、次いで大阪府の4333人、福岡県の3652人、兵庫県の3288人、神奈川県の3008人の順となった。受験者数の上位5都府県は昨年度と順位の変化はなかったが、東京都、大阪府の受験者数は減少した一方、福岡県、兵庫県、神奈川県は増加している。

17年度の登録販売者試験は昨年8月20日(日)の近畿ブロック(奈良、大阪を除く)での試験を皮切りに、12月17日(日)の九州・沖縄ブロックまで、全国10日の日程で実施されている。今年1月30日に、九州・沖縄ブロックでの試験合格者が公表されたことで、17年度の全国の登録販売者試験の合格者総数が確定した。

一方、登録販売者受験者数は初年度以降漸減傾向にあり、14年度には3万人程度に減少していた。一昨年の15年度試験から従来の1年の実務経験という受験資格が廃止され、実務経験なく受験できるようになった。この影響で、それまで減少していた受験者数が増加に転じている。17年度も昨年比で1割以上受験者が増加するなど、この傾向は継続されている。

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出典:薬事日報

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