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将来展望探る特別講演会など9題~3月に「薬剤師学術セミナー」公開 日本チェーンドラッグストア協会

薬+読 編集部からのコメント

会員や企業の所属に関係なく、薬剤師等であれば誰でも参加可能なオープンイベント『第19回JAPANドラッグストアショー』(3月15~18日、千葉・幕張メッセ)の会期中、今後の薬剤師・薬局のあり方を知っておくために、必聴ともいうべき講演が目白押しとなります。もちろん参加は無料です。

日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は、3月15日から3日間、千葉市の幕張メッセで開催する「第19回JAPANドラッグストアショー」の会期中に、「JACDS薬剤師学術セミナー~コミュニティファーマシストをめざして」を予定している。この中では、厚生労働省大臣官房審議官や日本薬剤師会幹部を迎えての特別講演会など、ドラッグストアの将来戦略を探る貴重なプログラムが組まれている。会員企業所属かどうかに関係なく、薬剤師等は誰でも受講でき、参加は無料。

 

注目の特別講演会は、厚生労働省大臣官房審議官(医薬担当)森和彦氏による「医薬品医療機器等法改正のポイント」(16日午後1時半~)、日本薬剤師会常務理事(医療安全担当)島田光明氏による「薬剤師の副作用報告の勧め―その意義と実践」(15日午前11時~)、国立国際医療研究センター副院長・AMR臨床リファレンスセンター長の大曲貴夫氏による「怖い薬剤耐性(AMR)感染症―知っておきたい予防への取組み」(15日午後1時半~)の3演題。

 

「医薬品医療機器等法改正のポイント」は、今後の薬剤師・薬局のあり方にも大きな影響を与えるであろう医薬品医療機器等法(薬機法)と薬剤師法の改正が予定されている中で、法案作成の中心となった薬系技官のトップの立場にある森氏から、改正のポイントを解説してもらうことで、薬剤師・薬局の果たすべき役割を共有するのが狙い。

 

「薬剤師の副作用報告の勧め」は、調剤報酬改定において副作用報告の体制整備が“地域支援体制加算”の条件となっている中で、昨年6月に副作用報告への取り組みを「手引き」としてまとめた日薬担当者の島田氏から、実践方法等を学んでいく。「怖い薬剤耐性(AMR)感染症」は、わが国における同分野の第一人者で、対策の“司令塔”ともいえる大曲氏から、感染症予防への取り組み、そして実践につながるポイントを示唆してもらう。

 

今年で第3回を数える「JACDS薬剤師学術セミナー」は、これら特別講演会を含めて3日間で全9セッションが組まれている。15日は「フレイルと栄養」(午後3時15分~、明治メディカル栄養営業部藤田稔)、16日は「糖尿病の療養指導と薬剤師の関わりの実際(仮題)」(午前10時半~、千葉徳洲会病院薬局長福井宗憲)、「知っておきたい漢方の基本」(午後3時15分~、クラシエ薬品長島義昌、ツムラ本多正幸)、17日は「生活習慣病のPitfall」(午前11時半~、東邦大学医学部助教佐々木陽典)、「健康食品の現状と医薬品との相互作用」(午後1時半~、日本健康食品・サプリメント情報センター宇野文博)、「在宅調剤―薬剤師の皆さんに期待すること」(午後3時15分~、多摩市医師会長田村豊)

 

定員は各セッションごとに200人で、1セッションにつき研修認定薬剤師制度の1単位が取得できる。申し込み、問い合わせはJACDS東京事務所(TEL03-3506-1031)。詳細は協会HP(http://www.jacds.gr.jp/)参照。

 

 

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出典:薬事日報

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