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東京、神奈川を中心に首都圏の1都4県に35店舗を展開する伸和グループ(2018年6月現在)。中核の伸和株式会社は25店舗を経営しています。創業時から調剤薬局の組織づくりに注力するとともに、グループ化を進めてきた同社は薬剤師のキャリアパスも豊富。スペシャリストとして活躍するだけでなく、経営や人材育成に関わるチャンスも一杯です。その一方、「社員の働きやすさ」に並外れた情熱を注いでいるのも同社の特色です。育休などの法制度はもちろん、店舗ごとの〝目標達成賞〟や、認定薬剤師の決算賞与など、頑張りやスキルアップの成果が実収に反映される仕組みは、自然と現場のモチベーションを高めています。「人間的な魅力溢れる薬剤師」を育成目標に、ユニークな教育や制度を敷いているから、ブランクのある方から独立を目指す方まで、自分らしく働きながら視野が広がります。

企業は人なり。研修と福利厚生を両輪として
質の高い薬剤師を育成します

働きやすさと意欲の向上に向けて、さまざまな形で利益を還元
御社の特色は何でしょうか。

地域に密着する調剤薬局として、患者さんの待ち時間短縮やお薬の無料配達、最先端のITシステム導入によるリスク管理など、「患者さんのために当たり前のこと」を着実に遂行してきました。際立った特色と言えるものはないかもしれませんが、一つひとつのこうした取り組みが実を結び、いま経営はきわめて順調です。マクロでは無借金体質で、内部留保もかなりあることから、社員のために様々な還元をしています。

具体的にはどのような還元ですか。

1つは店舗ごとの達成賞です。ジェネリック医薬品の推進やお薬手帳の利用促進、在宅医療の取り組み、研修の参加、メインの医療機関からの処方箋応需枚数といった各項目を設けて、獲得した点数に応じて薬局ごとにインセンティブを支給しています。多い店舗では月50万円を越えるところもあります。使い道は自由で、皆で食事に行ったりしているようですが、薬剤師、事務職を問わず店舗の全社員が対象なので、店舗の一体感やチームワークも高まります。また2年に1回、劇団四季をはじめとするミュージカルの観劇会を開いています。費用はもちろん会社持ちで、社員の家族も歓迎。そのほか、がん・脳ドッグ健診の無料受診制度や、財形貯蓄・個人年金の積立額に応じて特別奨励金を毎年支給するなど、物心両面にわたり様々にサポートしています。

社員、パートスタッフを問わず現場の働きやすさを追求。子育て休暇制度はいち早く導入した。少子化対策を踏まえ3人目の出産・復帰には支援金が出るなどユニークな制度もある。離職率はきわめて低く、女性社員の復職率はほぼ100%だ。
認定薬剤師は8割超。調剤薬局の趨勢にいち早く対応します
福利厚生がかなり充実していますね。

やはり「企業は人なり」なので、社員の質を向上するのが患者さんに貢献する最善の方法です。観劇にしても、慰労だけでなく、最高の芸術に触れて人間的に豊かになってほしいという思いから実施しています。とくに薬剤師については質向上への期待が高く、福利厚生の充実はそのための一助という面も。例えば当社の薬剤師は年棒制で、利益が出れば決算賞与がプラスされますが、それを貰うには認定薬剤師であることが条件です。もちろん認定薬剤師の研修は厚く支援していて、現在では9割近くが認定を取っています。さらに2018年度から認定薬剤師制度を主催する団体が、新しく達成度試験(薬剤師生涯学習達成度確認試験)を始めましたが、当社でもさっそく数名の薬剤師が第1回試験に挑戦し合格しました。このように薬事行政にいち早く対応しつつ、時代の要請に応える質の高い薬剤師を育成してまいります。

最後に求める人材をお聞かせください。

当社では、店舗薬剤師としてスペシャリストを目指すも可、一方で子会社を増やしそのトップに就く道もあるなど、幅広いキャリアパスがあります。資質として共通するのは向学心旺盛で、社会人としての常識をきちんと備えている人でしょうか。今後もさらに研修と福利厚生を充実させて、「選ばれる会社」になりますので、ぜひ当社のことを知っていただきたいと思います。

働きやすい制度づくりには常に意欲的で、現在取り組んでいるのは社員の有給消化率を100%にすること。エリアマネージャーには「目標達成」が厳命されるなど、経営陣の意識が先に変わるから、現場も順応しやすい。

仕事と育児を楽しみながら
確かなキャリアを築きました

優れた人材に活躍の場を与えて、リピーターを増やしています
シンワ薬局病院前店の特色を教えてください。

東京警察病院の周辺に複数ある門前薬局の1つですが、処方箋の集中率は比較的低く、警察病院の患者さんは7割ほどです。3割は地域のクリニックをはじめとする他の病院からで、リピーターが多く、メインの応需先に依存していないことが、診療報酬の改定後も順調に生き残れている理由だと思います。

リピーターが多い理由は何でしょうか。

1つは院内処方が中心のクリニックにまめに働きかけて、わかりやすい印字の一包化とお届けサービスなど、小さなクリニックでは対応が難しい要望に進んでお応えしたからだと考えています。また、ご来店いただいた患者さんが次につながるよう、接遇面にはとくに力を入れています。もともと事務チームのリーダーが優秀な方だったので、接遇責任者に任命して毎月の目標を立ててもらって取り組んでいます。管理薬剤師としては、優秀な人材に適材適所で活躍してもらうこと、それにより職場の人間関係がうまくいって円滑に薬局運営ができることが目標なので、今はかなり良いムードですね。今後は、健康サポート薬局の推進という面でもさらに地域との関わりを深めていこうと考えていて、この6月には第2回の地域フェアを開催する予定です。骨密度などの測定や健康相談、七夕の催しなど、いまスタッフでわいわいと企画を考えているところです(笑)。

シングルマザーとしてこの10年奮闘。2人の娘を大学生に育て上げた。「女性が多い職場であるからこそ理解があり、保護者会や運動会などの行事はもちろん、PTA役員もきちんと務められました。急な用事にも交代がスムーズなのは、店舗数が多く、フリーで動ける人がすぐにヘルプに入れる環境のおかげだと思います。」と藤尾さん。
学生受け入れや地域活動。経験も視野も広がりました
藤尾さんは実務実習指導薬剤師の資格もお持ちですね。

管理薬剤師になる前に会社から勧められて取得しました。実習生の受け入れは今年で6年目になります。また近くにある帝京平成大学とは1年生のフレッシュセミナー(早期実習)からお付き合いがあり、その縁で同大のオレンジバルーンフェスタ(地域のがん医療の啓発行事)にも協力しています。学生さんにはこの店舗に来て在宅同行などを経験してもらっていますが、指導教官の医師から実際に在宅患者さんを紹介されることもあり、Win‐Winの関係です。ほかに地域活動としては中野区薬剤師会の理事も務めています。参加されているほかの理事は地域密着型の薬局の経営者の方が多く、皆さんとても熱意にあふれているので、良い刺激を受けています。

多方面でご活躍ですね。

今年度から管理薬剤師になる前の若手が参加する「伸和会」もスタートし、女子部の議長を任されました。服務規程やマニュアル関係のなかで好きなテーマを選び、改善の研究や発表を行う取り組みで、若手の声を反映したいとはりきっています。また私個人としては、薬局経営をより理解するために簿記3級の取得に向けて勉強中です。実務実習もそうですが、会社としてさまざまな資格取得を奨励し、合格すれば報奨金もいただけるので、自己研鑽の意欲もモチベーションも入社以来上がりっぱなしです(笑)。1人で子育てするために選んだ職場ですが、子どもを育て上げ、無理なく着実にキャリアアップできたのは、やはり人を大切にする企業文化があるからこそだと感謝しています。

資格取得を勧めるとともに報奨金も充実。藤尾さんの収入も年々アップし5年前には都内に家を購入した。子どもが家を離れた今はさらに仕事に夢中で、地域フェアの定期開催とその成功に向けて力を注いでいる。

スタッフの「WANT」を「MUST」に昇華する。
それが管理職の使命です

現場の声をしっかりと届ける、意見交換の場が発足
現在の業務を教えてください。

これまで東京と埼玉エリアの全店舗をマネージャーとして統括していましたが、今後は神奈川エリアも見る予定です。一方で、マネジメントが必要な店舗を軌道に乗せるため、ある時には管理薬剤師としても勤務しています。本部長としては、診療報酬改定にともなって調剤薬局を取り巻く状況が変化するなか、全社的により強い組織づくりを図っていきます。

具体的にはどのような組織ですか。

もともと当社は、現場の声を重視するとともにチャレンジを尊重する社風です。意見を集約する場としては、これまでマネージャー以上が集まる経営戦略会議や、管理薬剤師会議がありますが、これに加えて若手薬剤師が集まる「伸和会」を発足しました。この会では、集客力や診療報酬改定対策、生産性の向上など多岐にわたるテーマのなかから自分のやりたいことを選び、改善の方法を考えて発表します。会は男子部、女子部と分かれており、男子部の議長は将来のマネージャーを見すえて若手を抜擢しました。私はアドバイザー的な存在です。彼らの「WANT」を引き出して、会社としての「MUST」にするのが私の役割だと考えています。また、伸和会はテーマ研究だけでなく、普段の社員の色々な思いを声に出す場です。もちろん悩み相談もできますし、終わった後は食事に行くなどコミュニケーションの機会も豊富。中途入社の方も参加できますので、ぜひここで自分の居場所を作ってほしいですね。

新年度の7月からマネージャーを増員して組織体制を強化。豊田さんは本部長としてマネージャーの育成にも努めている。豊富な新店立ち上げの経験を持ち、スタッフ一人ひとりの話を親身に聞く豊田さんは現場と本社の心強い架け橋だ。
今までの自分から一歩進んだ、ストレッチゾーンで挑戦できる人を歓迎
御社の強みは何でしょうか。

先ほど申し上げたように、「皆で分かち合って課題を解決する」姿勢だと思います。これまではマネージャー職が核となって改革を進めてきましたが、いま組織を再編するなかで現場の声が届く仕組みがより整いました。患者さん対応や地域との交流、在宅の推進など、それぞれの薬局の現場でないと分からないことは沢山あります。中途入社の方には、これまでの経験を生かしてどんどん声を上げていただきたいと思います。さらに経営陣との距離が近いので、一人ひとりの取り組みをしっかりと評価できることも強みです。

一緒に働きたいと思う薬剤師像について教えてください。

大きな話をすると、AIの進展により将来、今ある職業の半分がなくなると言われています。薬剤師業務もAIやロボットで代替可能な部分が出てくるかもしれません。ですがなくなるのであれば、新しく創ればいいのです。そのためには他者との関わりを大切にした上で、自分で考える力、物事を動かす力、能動的に物事に取り組む力が求められています。ただ、こうした力は経験と失敗を重ねて培われるもの。当社はチャレンジする姿勢を何よりも尊重しますので、失敗を恐れずに一歩前に踏み出して、ストレッチゾーン(少し背伸びした領域)で挑戦できる方なら大歓迎です。ほかにはないほどの、「会社とともに成長するワクワク感」が当社にはありますよ!

スタッフのモチベーションアップとより良い働きやすさを追求するため、若手の声を吸い上げる「伸和会」を発足。管理薬剤師を目指す方も、経験の浅い薬剤師もそれぞれの持ち味を生かした役割分担で「やりたいこと」を発見できる。

伸和株式会社

設立 1989年7月1日
所在地 神奈川県相模原市南区東林間4丁目9番6号 伸和ビル2F
店舗展開 25店舗(内訳:東京都10、神奈川県11、埼玉県4)
企業の特色 企業は人なり-。の通り、社員が健康で働きやすい職場を目指している。
薬剤師が薬剤師として力を注げるよう、ITを進めている。
従業員数 202人(内 薬剤師119人、正社員53人)

※2018年5月時点